リ・ライフ カルチャーセンター ヤマハ音楽教室 緑丘センター

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2021.04.03

幼児期から書道を学ばせる効果とは?

こんにちは。
リ・ライフカルチャーセンターです。
春になって新学期の始まりとともに、お子さんに習い事を始めさせたいとお考えの親御さんたちも多いかと思います。
自分の子供に何を習わせたらいいのか、迷っておられませんか?
今回は、数ある習い事の中でも古くから存在する「読み・書き・そろばん」三種の神器のうちの一つで、長年人気を得てきた「書道」についてのお話をしたいと思います。
書道は、お子さんがひらがなが少し読めるようになった頃に始めるのが、ベストなタイミングだと言われています。
少し早い様に思いますが、読み・書きを同時に学び進める事によって、効率よく上達していくからです。
その事以外にも、幼児期から習字を学ばせる事によって、お子さんに様々な効果をもたらします。
その様々な効果とは、いったいどのような効果なのでしょうか?

●綺麗な字が書けるようになる

まず、もちろんの事ですが、綺麗な字が正しく書けるようになります。
書道で使う筆ではなく、普通の鉛筆やボールペンでも、綺麗な字が書けるようになります。
幼児期に学ぶ書道では、まず「硬筆」といった鉛筆での習字から始める事が多く、とめ・はらい・はねといった、書道の基本を習得するだけでも、バランスのとれた美しい文字が書けるようになります。
幼稚園や学校で字を書いたり、年賀状や手紙を書く場面で、その実力が発揮されます。
また、綺麗な字が書けるようになると、勉強に対しても前向きになれます。
自分が書いた綺麗な文字でまとめた見やすいノートは、勉強するたびにやる気が出てきます。
近年は、自分自身で文字を書く事自体が少なくなってきているとはいえ、サラッと綺麗な字が書ければ、周りの友達や大人たちの見る目も違ってくるでしょう。

●資格取得に役立つ

書道では、年齢やその実力に応じて級・段といった資格を取得する事ができます。
幼児期は、「硬筆」の級の取得から始め、年齢や実力が上がるにつれ、「毛筆」に移行するパターンが多い様です。
また、幼児期の頃から書道を始めれば、漢字検定を取得するのにもおおいに役立ちます。
普段目にしている漢字が圧倒的に多いので、書道を習っていない人より知っている漢字が多いのです。
さらに漢字検定では、書き順だったり、画数を答えなければいけない問題が出る事もあります。
そんな時も、頭の中で自然と筆が進んで、答えられるようになります。

●礼儀作法も覚えられ、姿勢も良くなる

書道は、日本古来からある習い事です。
あいさつはもちろんの事、周りの人にも敬意を払って礼儀を重んじる事も学ぶのです。
幼児期からそのような礼儀作法も身につけられるため、通わせる親御さんたちも多いようです。
また、精神を落ち着つかせ、呼吸を整え、正しい姿勢・正しい筆の持ち方でなければ、綺麗な字を書くことはできません。
書道を習い出せば、そのような美しい作法も身につきます。

●集中力を養うことができる

書道は、字を書く時にかなりの集中力が必要になります。
ひと筆ひと筆集中しないと、綺麗でバランスの良い字が書けません。
紙に筆を入れ、紙から筆を離すまで、かなりの集中力が求められます。
半紙全体を見ながら、一点に集中するのです。
特に幼児期はこういった事が苦手な場合が多く、注意力が散漫になりがちですので、この頃から書道を始めていけば、効果を得やすいでしょう。

●比較的ローコストに習い事ができる

書道を始めるにあたり、道具を手に入れる必要があります。
毛筆では墨汁・筆・硯・半紙・文鎮・下敷きなどを手に入れる必要があります。
市販のセットなら、安価に購入する事ができるでしょう。
硬筆はさらに簡単に始められます。
鉛筆・硬筆用紙・文鎮・下敷きなどがあれば始められます。
ただし、墨汁と半紙、鉛筆・硬筆用紙などは消耗品。
それでも高額なものでなければ、それほど家計の負担にもならないでしょう。
また、月謝も習い事としては比較的ローコストな方ですので、始めやすいかと思います。
いかがだったでしょうか?
このように、幼児期から書道を始める事により、様々な効果が期待できます。
そして、大人になっても必ず文字を書かなければならない場面が出てきます。
いくらIT社会になったとしても、アナログで綺麗な手書き文字を書く必要がある時が、やって来るのです。
冠婚葬祭時の記帳、年賀状や手紙、お礼状を書く時、または人前で字を書く時など。
そんな時には、書道をしていた経験が間違いなく役に立つでしょう。
「書道をしていて、本当に良かった」と思う時が…。
しかし、ここで書道をする上でのデメリットをひとつ。
それは、手や顔、洋服などが汚れる事。
もちろん、かばんやその他の持ち物も汚れる可能性があります。
たいしたデメリットではありませんが、こういった事があるという事も覚えておきましょう。
なぜなら書道から帰ってきたお子さんが、汚れて帰って来たのを初めて見た時、びっくりしすぎないために。
あまりに驚きすぎると、お子さんのやる気も削いでしまうかもしれませんからね。